【庭曜日の虫めがね】ヤドリギ


数年前のクリスマス、縁あってヤドリギをいただきました。節が金色に枯れかけたころ、庭にだしておきましたら、鳥がついばんだのか、落とし物にまみれた種がちらばっていました。そのうちの一つを、ナンキンハゼの枝にくっつけました。


ヤドリギは、育つ地盤となる木に、共生ではなく寄生を強いる植物です。ナンキンハゼは庭で一番おおきな木ですし、好奇心もあってヤドリギをたくしたのですが、もし、ナンキンハゼに不調の気配があったらばすぐにとりのぞこう、と考えています。


ヤドリギの種はやがて、中から緑色の足を出し、ナンキンハゼの枝にくっつきました。足の数は、種によってことなるようで、一本のものも、二本のものもありました。ナンキンハゼで生き残ったのは、この二本足の種です。その過程はたいへん面白かったので、写真をみつけたら載せてみたいと思います。植物ですが、虫のようだったのです!