2019/07/31
2019/07/29
2019/07/27
2019/07/26
2019/07/25
2019/07/24
緑があるって素敵です。“みどりのひきだし” 種の交換はじめます。『庭をつくろう!』『庭のたからもの』
早朝の森の庭では
クマゼミが大合唱。
トネリコの木に
たくさん止まっているのですが
人が見ていることに気が付くと
そろそろと枝の裏側に移動するのが
かわいらしい仕草です。
ひまわりには
花粉を集めに
蜂たちがやってきました。
日ざしがきつい夏ですが
ちょっとした木陰の緑が
すずしい風を運んでくれます。
緑があるって
素敵なことです。
森では小さなプロジェクトを
はじめることにしました。
みどりのひきだし
種の交換はじめます/seed exchange
外国の図書館には
種の交換をするための棚があるそうです。
図書館の利用者は
その棚にストックされている種を
自由に持ち帰ることが出来ます。
ただし、ひとつ条件があります。
それは≪種を庭で育てて、
花が終わって実りの季節が来たら
その種を棚に戻すこと≫です。
おはなしの森の交換棚は
ちいさな木箱ですので
“みどりのひきだし”という名前です。
どの種も、ご自由にお持ちいただけます。
ヒメヒオウギは、こぼれ種で育ちます。
七月の時点では、
ビロード草
ヒメヒオウギ
クロタネソウ
ワスレナグサ
ミモザ
ストック
の、種があります。
とっても細かいビロード草の種!
種は、森の庭で採ったもの
スタッフやお客さまから分けていただいたものです。
どうぞ
ご自由にお持ちください。
そして、季節が来たら
種を届けてください。
※販売しているものではありませんので、発芽しない可能性もあります。※こぼれ種で育つものを中心にしていますが、手間の必要なものもあります。※在来種ではないものもあります。ご自宅でお育て下さい。
≪庭にまつわる絵本≫
『庭のたからもの』
作/大野八生
小学館
1350円+税
『庭をつくろう!』
作/ゲルダ・ミューラー
あすなろ書房
1500円+税
2019/07/14
7月15日(月・海の日)おやすみです
海の日の15日、おはなしの森はおやすみです。
梅雨のはじまりには
少しくたびれていた植物も
だんだんと元気を取り戻してきました。
通りすがりの方から
…きれいですね。
…わー、かわいい。
と、お声がけいただくと
嬉しくなります。
植物は花がらを摘むと
株のもちがぐんとよくなります。
花がら摘み、という言葉は
こぼれ種、という言葉と同じくらい
好きな言葉です。
蝉の声を聞くようになったこの頃。
蛾や蝶の幼虫を見かけるようにもなりました。
今朝は、ツマグロヒョウモンの幼虫が
もりもりビオラを食べていました。
(オレンジと黒の派手な幼虫です)
庭が育てば育つほど
いきものがやってくるとは
ほんとうのことだな、と
実感する毎日です。
2019/07/08
問いかけるあまやどり、愉しむあまやどり。『あめがふるときちょうちょうはどこへ』『すてきなあまやどり』
ぴかぴかの上天気。
きのうのたなばたは
きっと、出会えた夜でした。
週間予報には
くもりと雨マークが並んでいますが
きのうは初めて蝉の声を聞きましたし
梅雨明けもそう遠くはないでしょう。
それでも、もう少しの間は
雨の季節。
災害をもたらす大雨には
不安を覚えますが
この季節の雨は、夏を前に
植物たちにたっぷり水分を与えてくれる
大切な役目もあります。
庭の植物もうるおって
その間、庭のいきものたちは
葉のかげや植木鉢の裏側で
あまやどりをしています。
ぬれたら、こまるでしょう。
とべなくなってしまうから。
あまやどりの場所が見つからない時は
いったいどこへ、いくんだろう。
文/M・ゲアリック
絵/L・ワイズガード
金の星社
しずかなあまやどりの後は
にぎやかなあまやどり。
『すてきなあまやどり』
作・絵/バレリー・ゴルバチョフ
徳間書店
こんな楽しいあまやどりだったら
雨の中へとび出していきたくなります。
ぬれそぼったぶたさんの表情が
たまりません。
森でお待ちしております。
2019/07/04
2019/07/01
今月の詩 石津ちひろ『あめ』
あめ
石津ちひろ
ぼくのまどに
あめがふる
ぽつぽつふると
さびしくて
ぱらぱらふると
きもちよく
ざあざあふると
みんなわすれる
きみのまどにも
あめよふれ
『あしたのあたしはあたらしいあたし』
石津ちひろ/詩
大橋歩/絵
理論社
***
雨が降ると、庭のどこかで
カエルが鳴き始めます。
庭の隅で豌豆を育てていた頃には
一度その姿を見かけました。
きれいな緑のアマガエルです。
カエルの姿を見てからというもの、
心にあるのはひとつのことで、
……おたまじゃくしが、見たいなあ。
ということ。
……なら、そのための環境がいる。
と、庭に水場をいくつか設けました。
そして、六月も末に
指先の節ひとつくらいの大きさの
小さなアマガエルがあらわれました。
緑の多い区画ですので
森の庭でうまれたカエルでは
ないかもしれませんが
それほど遠くはない場所で
うまれたカエルであることは
きっと間違いないでしょう。
いのちのある宝石のような
うつくしい生き物。
雨が降るごと
カエルの声に
耳をすませる季節です。
石津ちひろ
ぼくのまどに
あめがふる
ぽつぽつふると
さびしくて
ぱらぱらふると
きもちよく
ざあざあふると
みんなわすれる
きみのまどにも
あめよふれ
『あしたのあたしはあたらしいあたし』
石津ちひろ/詩
大橋歩/絵
理論社
***
雨が降ると、庭のどこかで
カエルが鳴き始めます。
庭の隅で豌豆を育てていた頃には
一度その姿を見かけました。
きれいな緑のアマガエルです。
カエルの姿を見てからというもの、
心にあるのはひとつのことで、
……おたまじゃくしが、見たいなあ。
ということ。
……なら、そのための環境がいる。
と、庭に水場をいくつか設けました。
そして、六月も末に
指先の節ひとつくらいの大きさの
小さなアマガエルがあらわれました。
緑の多い区画ですので
森の庭でうまれたカエルでは
ないかもしれませんが
それほど遠くはない場所で
うまれたカエルであることは
きっと間違いないでしょう。
いのちのある宝石のような
うつくしい生き物。
雨が降るごと
カエルの声に
耳をすませる季節です。
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