問いかけるあまやどり、愉しむあまやどり。『あめがふるときちょうちょうはどこへ』『すてきなあまやどり』
ぴかぴかの上天気。
きのうのたなばたは
きっと、出会えた夜でした。
週間予報には
くもりと雨マークが並んでいますが
きのうは初めて蝉の声を聞きましたし
梅雨明けもそう遠くはないでしょう。
それでも、もう少しの間は
雨の季節。
災害をもたらす大雨には
不安を覚えますが
この季節の雨は、夏を前に
植物たちにたっぷり水分を与えてくれる
大切な役目もあります。
庭の植物もうるおって
その間、庭のいきものたちは
葉のかげや植木鉢の裏側で
あまやどりをしています。
ぬれたら、こまるでしょう。
とべなくなってしまうから。
あまやどりの場所が見つからない時は
いったいどこへ、いくんだろう。
文/M・ゲアリック
絵/L・ワイズガード
金の星社
しずかなあまやどりの後は
にぎやかなあまやどり。
『すてきなあまやどり』
作・絵/バレリー・ゴルバチョフ
徳間書店
こんな楽しいあまやどりだったら
雨の中へとび出していきたくなります。
ぬれそぼったぶたさんの表情が
たまりません。
森でお待ちしております。