その一文は、おはなしのワンブロック。 『これはおひさま』
春の天気は不安定。
おひさまは
どこにいるのかな。
――ここ、ここ。
ひかりがふりそそぐように咲く
裏庭のミモザ。
たいようではないけれど
あかるさに
元気をもらいます。
今日
ご紹介する本は
『これはおひさま』。
『これはのみのぴこ』のように
ワンセンテンスの文章が
どんどんつみ重なって
おはなしを作る絵本です。
――これはおひさま。
からはじまって。
――これはおひさまのしたのむぎばたけ。
と、いうように。
どんなおはなしに
なるのでしょうか。
ことばを重ねながら
ページをめくる楽しさに
夢中になる絵本です。
『これはおひさま』
文/谷川俊太郎
絵/大橋歩
復刊ドットコム 定価(1,400円+税)
絵本に出てくるような
たいようにはかないませんが
春の黄色い花は
光みたいでいいものです。
ミモザもしかり、
ヘビイチゴもしかり。
ヤエヤマブキは
モッコウバラより
やや色が濃くて
お花がさばけています。
モッコウバラは、
おっとり咲きますが
ヤエヤマブキは
ワイルドです。
さて。
おはなしの森の
ブロガースタッフ“じっちょりん”は
東京は墨田区の
向島百花園に行ってきました。
上生菓子のような椿の花。
七分咲きですが
十分きれいです。
別の枝に
まだかたいつぼみがありました。
花びらにしわひとつこさえず
ふんわり咲く
花の不思議。
これは柏の木。
端午の節句に食べる
柏餅の葉っぱという
印象ばかりが先に立って
――ああ、柏餅と同じ葉っぱだ。
と、花より団子の
感想です。
木の名札も、
和菓子屋さんの店先みたい?
梅の実も
なっていました。
ほんのり赤い肌が
ほほえましい若い実です。
春の嵐にもまれながら
一週間がはじまります。
絵本のページをひらいて
ぴかぴかのお天気を
つまさきから
あたまのてっぺんまで
とりいれてください。
森でお待ちしています。
参加者募集のお知らせ
6月のおはなしの森を楽しむ会で、
ぐりとぐらの手ぶくろ人形を作る計画を立てています。
作ってみようかな……と思われる方、
どんなのだろう……と気になる方は、
お気軽にスタッフにおたずねください。
<おはなしの森を楽しむ会>
●五月のベアを作りましょう
☆締め切りました(二回連続の会のため)
10:30~12:30
講習費 ¥1300
講師 テディベアファクトリー/深津江利子さん
フェルトで作るテディベアです。
布のかぶとを被り、
手には小さな鯉のぼりを持っています。
幸せを願って飾りたいですね。
●ナチュラルカラーの
きんちゃく袋を作りましょう
10:30~12:30
定員 5名
講習費 ¥700
簡単仕立てのパッチワークで
きんちゃく袋を作りましょう。
バッグの中の小物整理に
便利なサイズです。
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☆おはなしの森をたのしむ会には予約が必要です。
参加ご希望の方は、キットを用意しますので
電話(059-222-5554)または
メール(ohanasi-gurimu@celery.ocn.ne.jp)などでご予約ください。
☆4月の会には裁縫道具をお持ちください。
☆お子さまとご一緒の方はご相談ください。