ことばの遊びがとまらない その2 『それ ほんとう?』
本日4月22日(水)
おはなしの森は定休日です。
白いマムたちが
太陽の光をいっしんに
うけています。
ピンクのラッパのような花は
キルタンサス・マッケーニー。
ギリシャ語で、
“曲がった花”を意味します。
またの名を
角笛草。
春の角笛が高らかに
鳴り響くこの時期
おはなしの森の庭には
いったいなにが
集まっているのでしょう。
マムたちの
顔つきをみれば
きっと
良きものなのでしょう。
ことばの遊びがとまらない、二日目。
今日、紹介するのは
ナンセンスを楽しむ絵本です。
『それ ほんとう?』
文/松岡享子
絵/長新太
福音館書店 定価(1,300円+税)
すでに笑いがこみあげてくる
おかしさです。
最初のおはなしは
こうです。
――あめりかうまれの
――ありのありすさんが
――あるあきの
……
あることに
気づきませんか?
どの文も“あ”で
はじまっていますね。
次のおはなしは
どの文も
“い”からはじまって、
その次のおはなしは
どの文も
“う”からはじまります。
それが“わ”まで続くのです。
つまり……。
この絵本は、
謎めいたショート・ストーリーが
“あ”から“わ”の五十音分、
ぎっしりつまっているということ。
すごーい!
そのアイデアと、
次々にくりだされる
ことばのセンスに脱帽です。
一気に読むと
息切れがするくらいの
ナンセンスぶり。
タイトルの『それ ほんとう?』は
文末のツッコミです。
ちょっとばかり、
おはなしの森の
“お”で
チャレンジしてみましょう。
おかしなおはなし
おすすめです。
おうちでよんで
おおわらいしてください。
おはなしの森のスタッフも
おかしさのあまり
おなかがいたくなりました。
おおなきしていると
おいしゃさんがとんできて
おれんじ味の
おいしい
おくすりをくれました。
……それ ほんとう?
おそまつさまでした。
みなさんも
じぶんだけの
『それ ほんとう?』
つくってみてください。
できましたら、
おはなしの森のスタッフに
こっそりきかせてくださいね!
クスノキの古い葉っぱも
だいぶ落ちまして
若い緑の葉っぱが
梢をいろどっています。
蝶々の羽のような
不思議な模様の葉っぱたち。
クスノキの下を通りかかったら
ぜひ一枚ひろって
じっくり見てみてください。
明日、森でお待ちしています。
☆予告☆
参加者募集のお知らせ
6月のおはなしの森を楽しむ会で、
ぐりとぐらの手ぶくろ人形を作る計画を立てています。
作ってみようかな……と思われる方、
どんなのだろう……と気になる方は、
お気軽にスタッフにおたずねください。
<おはなしの森を楽しむ会>
●ナチュラルカラーの
きんちゃく袋を作りましょう
10:30~12:30
定員 5名
講習費 ¥700
簡単仕立てのパッチワークで
きんちゃく袋を作りましょう。
バッグの中の小物整理に
便利なサイズです。
*******************
☆おはなしの森をたのしむ会には予約が必要です。
参加ご希望の方は、キットを用意しますので
電話(059-222-5554)または
メール(ohanasi-gurimu@celery.ocn.ne.jp)などでご予約ください。
☆4月の会には裁縫道具をお持ちください。
☆お子さまとご一緒の方はご相談ください。