苔とは 『苔の話』『ここにも、こけが…』



黄色のチューリップが

高らかに咲いています。





森の庭は花ざかり。

遠目でも

ぱっと華やか。


でも、

もっと地面に目を近づけると

別の世界が見えてきます。






それは、苔の世界。


苔って、

どんなイメージですか?


しめった場所や

うす暗い場所が好きな

ちょっと変わった植物?






光あふれる

春のさわやかな気候には

合わないように思いますか?


いいえ。



苔は、

光を必要とする植物です。



苔はその色からもわかるように

葉緑体をもっており

光合成をする植物です。


炎天烈日では

水気を失ってみすぼらしくなりますが

春のうららかな陽気は

お好みの陽射し加減であるらしく

生き生きとした姿を

あちこちで見かけます。






庭仕事には、

ミズゴケに縁がありますね。

乾燥させたミズゴケは

ガーデニングで

保水材として使われます。



ある種の苔は、

正倉院宝物の古代裂から

見つかっています。

枕や装身具の詰め物として

使われていたそうですよ。



人の暮らしにかかわっている、苔。


自然を守っている、苔。


苔って、

小さいですが

縁の下の力持ちです。


二冊の本をおすすめします。


『ここにも、こけが…』
作/越智典子
写真/伊沢正名
福音館書店 定価(1,300円+税)


『苔の話 小さな植物の知られざる生態』
著/秋山弘之
中央公論新社 定価(780円+税)



苔好きの方は、

ぜひ読んでみてください。


☆予告☆


参加者募集のお知らせ


6月のおはなしの森を楽しむ会で、

ぐりとぐらの手ぶくろ人形を作る計画を立てています。







作ってみようかな……と思われる方、

どんなのだろう……と気になる方は、

お気軽にスタッフにおたずねください。



<おはなしの森を楽しむ会>



●五月のベアを作りましょう






日時 4月16日(木)と20日(月)の二日間
   
    10:30~12:30

定員 6名

講習費 ¥1300

講師 テディベアファクトリー/深津江利子さん


フェルトで作るテディベアです。

布のかぶとを被り、

手には小さな鯉のぼりを持っています。

幸せを願って飾りたいですね。



●あおむしくんを作りましょう





日時 4月17日(金)
   
    10:30~12:30

定員 6名

講習費 ¥600


グリーン系の丸いフェルトをつないだ

手のひらサイズのあおむしくんです。

ビッグブック『はらぺこあおむし』の

穴をくぐり抜けるくらいの大きさです。


あおむしくんと遊ぶのが

ますます楽しい春になります。



●ナチュラルカラーの
 
 きんちゃく袋を作りましょう






日時 5月22日(金)
   
    10:30~12:30

定員 5名

講習費 ¥700


簡単仕立てのパッチワークで

きんちゃく袋を作りましょう。


バッグの中の小物整理に

便利なサイズです。



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☆おはなしの森をたのしむ会には予約が必要です。


参加ご希望の方は、キットを用意しますので

電話(059-222-5554)または

メール(ohanasi-gurimu@celery.ocn.ne.jp)などでご予約ください。


☆4月の会には裁縫道具をお持ちください。


☆お子さまとご一緒の方はご相談ください。