歩く足、はたらく車。シェリー・ダスキー・リンカー『おやすみはたらくくるまたち』森のキッチンはワッフルデー2日目。
森の読書猫、
森太郎とちびのモリーは
冬のお散歩に
津のお城へ出かけました。
――あ、ムクロジ。
森太郎が言いました。
半透明でオレンジ色の実をゆすると
中で種がカラカラ音をたてます。
種は羽根つきの黒い部分になりますし、
殻はサポニンが含まれているので、
石鹸や洗剤の代わりになるそうです。
お堀のまわりは
水辺だからか
しんと冷たい空気。
朝の時間には
お昼間には見かけない
工事現場から来た
大きな車も走っています。
――タイヤ、いくつある?
ちびのモリーが
目を丸くして数えます。
文/シェリー・ダスキー・リンカー
絵/トム・リヒテンヘルド
ひさかたチャイルド
定価(1,300円+税)
工事現場でビルを建てたり
道をつくったりする、
はたらきものの車たち。
クレーン車、ミキサー車、
ブルドーザー……。
そんな車たちの
すてきなおやすみ絵本です。
今日はきのうに引き続き、
森のキッチンはワッフルデー。
サクサクのワッフルを
お召し上がりください。