みどりのひきだし:綿の育て方




綿 / cotton
アオイ科の多年草

ピアニストのお客さまから
育て方のレシピと共にお分けいただきました。


綿は根っこをまっすぐに伸ばすので、
直まきが良いとされています。


ですが、森の庭には 
たくさんの虫たちが暮らしているので
直まきをすると、
すぐに双葉を食べられてしまいます。




配布させていただいた種の残りを
ポット苗として発芽させました。


引っ越ししたことを綿に気づかれないように
そっと、地面や鉢に植えてください。

教えて頂いた、育て方を載せておきます。
少し時期もずれておりますし、
苗を育てる場所もさまざまかと思います。
この通りにできなくても、
それぞれのご家庭で
チャレンジしてみてください。

おおらかに育てることが、
ポイントかな、と思います。


参考図書
『ワタの絵本』
著/日々暉
農文協
2500円+税


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転載/ピアニストのレシピ

綿の育て方……畑がオススメ
☆この種は2020年春しか発芽しません(収穫した翌年しか発芽しません)

・畑の準備……蒔く一週間くらい前に、深く(ゴボウのような根っこなので)、よく耕す。やせた土なら、石灰や油粕を入れてもいい。ウネ幅、70~90㎝。

・蒔き時……最低気温が12℃以上になったら。5月上旬~中旬。梅雨直前はダメ。

・種の準備……綿毛をきれいにとる。きれいに取れた種は一晩、綿毛が少し付いていたら一昼夜、蒔く前に水につける。

・蒔き方……30㎝間隔で2~3粒ずつ、種に土がかぶる程度に浅く蒔く。本葉が5~6枚になったら間引く。植え替えは不向き(成長が遅れます)。

・水やり、肥料……水やりは乾燥させない程度に。夏の乾燥に注意。肥料は成長によって、6月末~7月にあげてもいい。水も肥料も、やり過ぎないこと。

・発芽して10㎝くらいになると、1~1ケ月半くらい全く伸びないが、根が成長する時期なので心配ない。心配して、水や肥料を与え過ぎないこと。

・雑草は小まめに抜く。台風時期は支柱を立ててあげる。

・開花→コットンボール→綿が開く→開いた綿はビニール袋をかぶせても、いい。

私はコットンボール全体の1/3位が開いたら、木を引き抜いて、余分な葉を落とし、ドライフラワーのように風通しの良い日かげに吊るします。徐々に、他のコットンボールも開いてきます。開かないものもありますが、それもいいアクセントです。きれいなリボンやオーナメントを飾ると、クリスマスやお正月にも楽しめます。