今月の詩『歩く』三谷恵子


歩く



「歩く」という字は
なぜ
「止まる」「少し」と書くのだろう


歩く
道を 歩きながら
考える

止まってみよう
少しだけ
道の途中だけれど

一息ついて
ふりかえる
なぜか
「歩く」を感じる


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