ルピナスがまとう雨のしずく


今年も 四番目の月が やってきました。

三月に目覚めた 植物たちが ぐんぐん育つ季節です。

さくらの咲くころは 雨もおおいですね。

雨が 植物たちの成長を たすけてくれます。

雨のしずくをまとった葉っぱは いいものです。








これは ルピナスの葉っぱ。

植物は はっぱも つぼみも 

雨をつかまえるのが上手ですね。

雨が降ると 葉っぱにやどったしずくがみたくて

庭に降りていきます。



さまざまな 情報が

世の中をかけめぐっています。

心を ひきしめていかなければならない

たいへんな 状況です。

何を信じたらよいのか 誰の声に耳をかたむけたらよいのか

わからなくなって

くたくたになってしまうことも 

あるかと思います。





ですが ほんとうに大切なものは、ひとつです。

くたくたになった むねに 手をあてたとき

そこに あるもの。

こころと からだ。

あなたの、いのちです。



いのちを守るために はたらいてくださっている方々に

こころから 感謝します。

いのちの危険にさらされている たくさんの方々のために

いのります。

ここにいるわたしたちは いのちを大切にするために

自分たちにできることを 静かに 続けていきましょう。

ゆっくりと歩く カタツムリのように。






こころを支えるなにかが ほしいとき

本をひらいてみると 助けになることがあります。

庭へ行くと はっと気づかされることがあります。

言葉と 自然と。

すぐそばにあるものが あたらしい力をもって

こころにぐんと せまってきます。


おだやかで ありますように。


森で お待ちしています。