≪カエルの絵本≫ぺったりカエルと星形の朝顔。 ジュリエット・キープス『ゆかいなかえる』アーノルド・ローベル『ふたりはともだち』
森の読書猫ちびのモリーが
大きな目をさらに大きくして、
看板を見上げています。
視線の先には
……。
カエルです。
緑の板が気に入ったのか
三日ばかりずーっと
同じ場所にくっついていました。
夜もここで
眠ったのでしょうか。
今日は、
カエルの絵本を
紹介します。
新学期も始まって
ペースを取り戻すのに
ちょっと疲れ気味なら
このカエルさんたちが
おすすめです。
『ゆかいなかえる』
作/ジュリエット・キープス
訳/石井桃子
福音館書店
定価(1,000円+税)
おたまじゃくしから
かえるになった
四匹の愉快なかえるたちの
一年。
シンプルで優れたデザインと
ちょっとレトロな色具合が
おしゃれな絵本です。
かえるたちのユーモラスな表情も
見ているだけで楽しいですね。
『ふたりはともだち』
作/アーノルド・ローベル
訳/三木卓
文化出版局
定価(950円+税)大切なひとたちと
過ごす毎日は
あたりまえのようでいて
あたりまえでは、ないものです。
大親友のがまくんと、かえるくん。
ふたりの日々の
小さな物語を読むと
しみじみとした
しあわせで
胸がいっぱいになります。
星形の変わり朝顔が
咲きました。
秋の始まりの
淡い色合いです。