六月の詩『あめ』石津ちひろ


ぼくのまどに
あめがふる
ぽつぽつふると
さびしくて

ぱらぱらふると
きもちよく
ざあざあふると
みんなわすれる

きみのまどにも
あめよふれ

***

森の裏庭のジューン・ベリー。
赤い実がたくさん。
今年は豊作で、一週間毎日袋いっぱい摘んでも、
明日の分がありました。
ただ、鳥たちがやってきたら一瞬のうちに
食べつくされてしまいました。