10月の詩『秋の夜』石津ちひろ



いつもうたをうたっている

おとうさんが

ほんをよんでいる


いつもピアノをひいている

わたしも

今夜はほんをよんでいる


いつもほんをよんでる

おかあさんが

ピアノをひいている


いつもねてばかりの

ねこたちは

やっぱりねている


秋の夜は

まだまだ おわらない


『あしたのあたしは

あたらしいあたし』

石津ちひろ/詩

大橋歩/絵

理論社