2月の詩『生きる力』清野倭文子

 


生きる力は

わたしの中にすんでいる


朝 顔をあらうのも

髪にブラシをかけるのも

生きる力が

そうさせる

もっと もっと生きたいと

今日もごはんを

食べさせる


胸いっぱいに

深呼吸

大地をけって

歩かせる

なやみや 苦しみ

さようなら

けっとばされて

飛んでいけ


病気の時も 生きている

閉じたまぶたのその下で

目玉ぐりぐり 夢見てる


生きる力が

私にある

私の中に

今日もある


『一編の詩があなたを強く

抱きしめる時がある』

水内喜久雄編

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